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ソーシャルメディアマーケティング(SMM)とは?成功事例と始め方

ソーシャルメディアマーケティング(SMM)とは?成功事例と始め方

ソーシャルメディアを活用すれば企業にとってプラスになるということは分かっていてもなかなかうまく活用できていないという企業アカウントは多くあります。
このページではソーシャルメディアマーケティング(SMM)の基礎から成功事例、初め方や抑えておきたいポイントについてご紹介します。
自社のブランディングやPRにおいて大きな効果をもたらすことのできるソーシャルメディアマーケティングについて理解を深め、ぜひ活用してください。

ソーシャルメディアマーケティングとは名前の通りソーシャルメディアを活用するマーケティング施策です。
ソーシャルメディアはWebサイトなどとは異なり、企業と消費者が双方向にコミュニケーションをとることができることから、様々なメリットがあります。
スマートフォンの普及にともない、ソーシャルメディアのユーザー数も増加したことによってソーシャルメディアマーケティングは大きく注目されるようになりました。

◇ソーシャルメディアとSNSの違いって?

ソーシャルメディアとSNS(ソーシャルネットワークサービス)はよく混合されますが、正確には同じではありません。
ソーシャルメディアは誰もが情報を発信・受信できるネットワークのこと、SNSは個人や組織通しの繋がりを作るネットワークのことです。
つまり、ソーシャルメディアの中に分類されるのがSNSということになります。
大きな違いはありませんが、ソーシャルメディア=SNSではないということは覚えておきましょう。

◇広告やプロモーションがソーシャルメディアマーケティングの目的ではない

マーケティングにおいて最終的な目的や目標は売り上げを伸ばすことにつながりますが、ソーシャルメディアマーケティングでは広告やプロモーションの配信のためにおこなう施策ではありません。
ユーザーに情報の発信をおこなうことはもちろんですが、ソーシャルメディアでユーザーのリアルな声を聞いてユーザーとの距離を近くし、企業やサービスのファンになってもらうことがソーシャルメディアマーケティングの大きな目的です。
特にソーシャルメディアのユーザーは過度な広告やプロモーションを避ける傾向にありますので、広告であるとは感じさせずに商品やサービスの価値を提案することができれば、ソーシャルメディアマーケティングは成功しやすくなります。


ソーシャルメディアマーケティングの成功事例

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ではソーシャルメディアマーケティングの成功事例を3つご紹介します。
ソーシャルメディアマーケティングにおいて大切なポイントが秘められていますので、ぜひ参考にしてください。

◇SHARP

「SHARP シャープ株式会社(@SHARP_JP)」は、Twitterでユーザーと非常に近い視点で親しみやすいツイートを投稿し、60万人以上のフォロワーを獲得しています。(2019年11月現在)
おすすめの家電をユーザーに聞かれた際には他社商品を紹介したり時事ネタを扱ったりと、大手企業の広報アカウントとは思えない内容についても発信することでユーザーとの距離を近くしています。
また、他企業のTwitterアカウントとも積極的に交流し、多くのファンを獲得しています。

◇明治(Meiji)

株式会社明治は、自社の人気商品で『どちらが美味しい』と度々ネット上では議論がなされ、派閥までもが作られているきのこの山とたけのこの里で人気投票をおこないました。
キャンペーンには多くの著名人をキャスティングし、あえて双方を煽るような内容を発信することでキャンペーン参加者を加熱させ、多くのファンを獲得しました。
このようにユーザー参加型でキャンペーンは、ファンを獲得するために有効となります。

◇ドクターシーラボ

化粧品メーカーであるドクターシーラボでは、「もちみちゃん」というキャラクターを作り、その「もちみちゃん」がTwitterを運営しています。
「もちみちゃん」のツイートは、「おはみみー」「おつみみー」など「もちみちゃん」ならではの日常の挨拶に始まり、キャンペーンに参加した人の発信をまとめたり、自社製品のツイートをリツイートしたりとユーザーの口コミの拡散を促すように日々奮闘しています。
企業がキャラクターを作ってTwitterを運営しているのは日本特有で、海外でこういった事例は多くは見られないようです。

ソーシャルメディアマーケティングを始める方法

では実際に企業がソーシャルメディアマーケティングを始める方法についてご紹介していきます。
ソーシャルメディアでただ発信するだけではソーシャルメディアマーケティングとはいえませんので、以下の手順を追って始めることをおすすめします。

◇目的とコンセプトの決定

まずはソーシャルメディアマーケティングを行う目的とコンセプトを定めましょう。
ソーシャルメディアマーケティングの目的が消費行動なのか、認知拡大なのか、既存ユーザーのファン化なのかなど、はっきりとした目的を立てます。
また、どのような目線でどのような内容を発信していくのかといったコンセプトまで定めておくことで、発信する内容に一貫性を持たすことができます。
しかし、型にはめすぎるとエンゲージメントが悪くなるので、大まかなコンセプト程度に抑えておき、実際には時事ネタなども織り交ぜながらおこなっていくのが効果的です。

◇競合他社のベンチマーク

続いて競合他社のベンチマークをおこないます。
競合他社のソーシャルメディアをベンチマークしておくことで、反応やエンゲージメントがいい投稿の内容を知ることができます。
また、定期的にベンチマークを確認しておくことで、自社ソーシャルメディアの発信に足りていない部分を洗い出すことも可能です。

◇ペルソナを定める

目的とコンセプトと似た部分ではありますが、顧客として獲得したいターゲット「ペルソナ」を定めておくことも重要です。
フォロワー数の多いアカウントになるとあまりペルソナをしぼる必要はありませんが、ソーシャルメディアの運用を始めてすぐのフォロワー数の少ない状態で、ペルソナを絞らずに発信していると誰にも響かないツイートになってしまいます。
そのため、まずは自社の商品やサービスに近いユーザーをペルソナに設定して発信することをおすすめします。

◇ペルソナの求めている情報を発信し続ける

ここまではマーケティングの戦略設計でしたが、あとは設定した戦略に沿って情報を発信します。
商品やサービスに関する情報はもちろんですが、サービスや製品に関することでは無くてもお役立ち情報や、災害時などの注意喚起や情報提供などをしていくことでユーザーからの信頼を得ることができ、結果としてフォロワーの増加や商品の購入などにつながります。

ソーシャルメディアマーケティングで注意するべき3つのポイン

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では最後にソーシャルメディアマーケティングをおこなう上で注意すべき3つのポイントについてご紹介します。
より良い施策になるようポイントを押さえて運用していきましょう。

◇誤った情報の発信・拡散には細心の注意を払う

まずは誤った情報の発信や拡散には細心の注意を払いましょう。
ユーザーにとって役に立つ内容だとしても、その情報の正確性や整合性、ソース元などをしっかりと確認した上で発信・拡散しなければ、本来は価値を提供するはずのユーザーに不利益をもたらすことがあります。
その情報が正しくなかったと知ったユーザーは企業のアカウントを強く避けることになりますので、自社の顕在層を逃すことにつながってしまいます。

◇炎上のリスクは常に意識する

ソーシャルメディアで多くのユーザーに対して発信するということは、多くの人の目が向けられているということですので、とげの立つ言葉選びや、差別に近い内容を発信すると炎上してしまう可能性があることを意識しましょう。
炎上の対応は即座に謝罪するのが基本なため、不用意な言い訳や弁解はさらに炎上を大きくしてしまう可能性もあります。

◇短期的な目線で施策をおこなわない

ソーシャルメディアマーケティングはユーザーに対して「価値を提供する」という部分が大きいため、短期的な売り上げアップや問い合わせの増加などはあまり期待できません。
また、ソーシャルメディアマーケティングによって店舗での販売数が増えていたとしても、それがソーシャルメディアマーケティングによる効果という裏付けもしづらいという面もあります。
そのため、短期的な目線でソーシャルメディアマーケティングの施策をおこなわず、販売数や売り上げ以外のKPIを設定すると運用しやすくなります。


まとめ

ソーシャルメディアマーケティングはSNSの普及している現代において有効なマーケティング施策です。
SNSを活用するマーケティングとしてはインフルエンサーマーケティングやアンバサダー マーケティングなども挙げられますが、ソーシャルメディアマーケティングとは違う領域の施策です。
自社にとって現在何が最適なのかを検討し、有効なマーケティング施策をおこなっていきましょう。