近年のマーケティング施策でもっとも注目されていると言っても過言ではないインフルエンサーマーケティングですが、多くの方が気になっているのが費用についてだと思います。
ひとつの投稿で5000万円という話を聞いたこともある方もいるかと思います。
このページではインフルエンサーマーケティングの費用は実際にどれほどかかるのか、相場やフォロワー単価についてご紹介します。
インフルエンサーマーケティングにかかる費用の内訳(項目)
◇インフルエンサーへの報酬(フォロワー単価)
インフルエンサーマーケティングにおけるもっとも大きな費用はやはりインフルエンサーに支払う報酬となります。
特別単価のアフィリエイト(成果報酬型)形式で依頼している企業もありますが、一般的にはフォロワーもしくは登録者の人数による「フォロワー単価・登録者数単価」によって算出されます。
◇専門会社・代理店への報酬
インフルエンサーのキャスティングやマーケティングのディレクションを専門会社や代理店に依頼・委託した際には、その会社に支払う報酬も費用として含まれます。
費用は依頼内容の範囲や会社によって異なりますが、インフルエンサーへの報酬の10〜30%が相場となっています。
◇商品代金・配送料
商品を紹介してもらうインフルエンサーマーケティングの施策においては、インフルエンサーに実際に商品を使用してもらったり、実物を写真や動画で紹介してもらったりすることとなりますので、その商品の代金、および配送料は依頼主の負担になります。
◇二次利用費
起用したインフルエンサーが投稿した内容を自社の広告やPRで再び利用することを二次利用といいます。
しかし、インフルエンサーの許可なく投稿を使用するのは肖像権や著作権を侵害することとなりますので、二次利用を施策前から決定している場合はあらかじめ費用を支払っておく必要があります。
また、施策後に二次利用をおこなう際はインフルエンサーと交渉をおこなったうえで進めましょう。
インフルエンサーマーケティングのフォロワー単価とは?
先ほどインフルエンサーマーケティングの費用内訳でご紹介した「フォロワー単価」についてもう少し詳しくご紹介していきます。
◇1人のフォロワーあたりの料金単価を設定したもの
フォロワー単価とはインフルエンサーの獲得しているフォロワーの1人あたりに単価を設定し、フォロワー数×フォロワー単価によってインフルエンサーへの報酬を算出する方法です。
YouTubeなどではフォロワーを登録者に置き換えて計算します。
例:フォロワー数80万人×フォロワー単価2円=160万円
YouTubeとTwitterなど複数のSNSを運用しているインフルエンサーが多いですが、基本的にはPRをおこなうSNSのフォロワー数で計算します。
複数人のインフルエンサーをキャスティングする際には、予算の中からインフルエンサーの人数とそのフォロワー数を調整することになります。
◇一般的には2〜4円が相場
インフルエンサーマーケティング市場全体の料金相場はフォロワー単価2~4円が相場となっています。
ただし、マイクロインフルエンサーなど影響力の大きなインフルエンサーや事務所に所属している場合は、相場料金よりも高額になるケースが多いです。
料金の算出方法は事務所やインフルエンサーごとで異なるのであくまでも目安としてお考えください。
インフルエンサーマーケティングの費用対効果を高めるには
ここまでインフルエンサーマーケティングの費用についてご紹介してきましたが、「やはりインフルエンサーマーケティングはコストがかかる」と感じている方も多いと思います。
確かにインフルエンサーマーケティングはコスト大きな施策の分類にはなるケースが多いです。
しかし、ターゲットに対して適切なマーケティングを展開していくことで、他のマーケティング施策よりも非常に高い費用対効果を見込むことができます。
◇価格よりもマーケティング施策の質が重要
なるべくコストを抑えてインフルエンサーマーケティングをおこなうとなると、フォロワー数の少ないインフルエンサーやPR投稿が多いためにエンゲージメントが悪いインフルエンサーをキャスティングすることになり、大きな効果が期待できません。
逆に、予算を多くかければいいマーケティング施策になるということでもありません。
マーケティングのカスタマージャーニー戦略やインフルエンサーのキャスティングなど、施策前の作りこみがインフルエンサーマーケティングでは重要です。
◇費用対効果を高めるエンゲージメントの調査について
PRによって消費行動を訴求するインフルエンサーマーケティングでは、フォロワー数だけではなく複数の視点でインフルエンサーをキャスティングしなければいけません。
インフルエンサーマーケティングでは
・エンゲージメント
・フォロワーの男女比率
・フォロワーのファン率
・コメントの数・質
・国の分布
などの情報を調査したうえでインフルエンサーのキャスティングを進めていきます。
そのほかにも過去の投稿で炎上したことがある、炎上しやすい、炎上しそうなインフルエンサーは避けるなど、インフルエンサーとしての面だけではなく本人の調査も必要です。
◇インフルエンサーのキャスティング会社へ依頼する
インフルエンサーマーケティングのコストを抑えるために全て自社で施策をおこなうという方法もありますが、インフルエンサーのキャスティング時のトラブルや、適切なマーケティングをおこなうことができず、本来であれば期待できる効果がでないケースが見られます。
専門会社や代理店に依頼すると、インフルエンサーへの報酬以外にも費用が発生することになってしまいますが、限られた予算の中で最適なマーケティングを行うには専門会社へ運用方法やキャスティングなどの相談をすることが費用対効果を高める方法と言えます。
まとめ
しかし、しっかりとした調査とキャスティングをおこない、施策内容にしていくことで他のマーケティング施策では出すことのできない費用対効果、エンゲージメントを得ることができます。
市場規模が年々大きくなっているインフルエンサーマーケティングをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
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